今日も、わたしはよわこです。
人生ちょうどよくいかない話のつづき。
「ベーコンのクリームソース・スパッゲッティが食べたい」 と父が言うので、今夜はスパゲッティ作りに挑戦です。
♪らんらんらん、戸棚を見たら、封のあいた乾麺が4袋ありました。ディチェコ13番、オペラプリマ13番、バリラ5番と、アルチェネロ・キタッラ9番、ぜんぶ1人前には足りません。どうしよう……… えーい!一緒にゆでちゃえ!クリームソースで和えてしまえば、わかんないわ! さっそく料理に取りかかりましたが、さあ大変。ゆで時間が、ぜーんぶ違います。バリラ 5番が「8分!」と言うと、ディチェコ 13番は「11分ゆでなきゃだめ!」って主張するし、同じ13番のオペラプリマは、ソプラノで♪ 「あたしは10分よホホホォ~~」とカデンツァを歌い、アルチェネロ・キタッラも、負けずにギターを弾きながら井上陽水を歌いはじめました。♪ 「背中まで45分~、お腹まで9分~」 …なんて騒々しい!たかが0.何ミリくらい違ったって、いーじゃない!…けれどスパゲッティの場合、そうはいきません。みんなワガママで、人間関係と同じくらいむずかしいのです。しかたないので、ちょっとずつ時間をずらして鍋に入れました。ところが、太いの細いの、硬いの柔らかいの、断面が丸いの四角いのが絡みあって、スゴイことに…。「まるで、おなかの中で喧嘩してるみたいだ」 食べ終わった父が言いました。
あー冷や汗びっしょりだわ。お風呂に入って髪洗おうっと。すると今度はシャンプーが…… 戸棚をあけたらリンスばっかり、シャンプーが1本もありません。母が試供品のシャンプーをもらってくるのですが、必ずリンスとセット。なぜかいつも、シャンプーが先になくなります。おかげで棚の中は、相棒のいなくなったリンスがずらり。グレープフルーツの香り、フローラルの香り、ローズの香りに、バーヴェナの香り…ぜーんぶ4分の1 くらい残っています。ためしにブレンドしたら、クリームイエローとオレンジとピンクとグリーンが混ざって、スゴイ色と匂いになりました。 うえ~。「おかあさん、シャンプーなくなったよー!」 母が持ってきたのはヴィダル・サスーンの、ま、またしてもリンスとペアー。
…やれやれ。麺とシャンプーは、計画的に!