あちこたねぇ
Single
shiro
Maxi Single
宮原芽映
Port・fo・lio
MariPosa
2枚ワンセット
Copyright © 2007 - 2024 宮原芽映
MIYAHARA Mebae All Rights Reserved.

よわこ yowako.com 宮原芽映 オフィシャルサイト

よわこ、ライブに行く Vol.2

よわこの日記 ARCHIVE   Posted on 08 05th, 2007   Yowako  

よわこ d008
今日も、わたしはよわこでした。
「ライブ行かない?」母が誘うので、喜んで「いく」と答えました。前回は2階席でしたが、今回はアリーナ席。今日こそわたしもノッてみるつもりでした。「じゃあ4時に、水天宮ね。」「すいてんぐう…?」行ってみると、そこは明治座というところで、第一部「水戸黄門」、第二部「里見浩太朗オンステージ」とありました。…やれやれ。母はひとりで来るのが嫌で、ライブなんて言ったにちがいない。席は1階でしたが、まわりはおじいさんおばあさんばかり。お弁当やお菓子を食べて楽しそう…。第一部は、四国の殿様(=水戸黄門の息子)が悪い人の陰謀で失脚しそうなのを、みんなで力を合わせて助けに行くお話でした。母は、「由美かおるは、ちっとも変わらないお化けだ」とか「舞台装置にお金かけてる」とか「テレビとそっくりなのにCMがないのが変だ」とか、失礼なことばかり言うのでハラハラしました。悪人たちと闘う助さん格さんが、「控え、ひかえー。この紋所が目に入らぬかー」と印籠を出すと、客席は拍手かっさい。あれがあれば、わたしだって強くなれるだろうに。最後に助けてあげた息子を、黄門様が「コラ!」とゲンコツで叱り、「親というものはいくつになっても子が心配なのじゃ。」と言うと、おばあさんたちはいっせいに涙を拭きました。隣を見ると、母も泣いてるではありませんか…。第二部は日本舞踊と歌のショー。白いスーツを着た里見浩太朗さんは、黄門様と全然別の人、かっこいいおじさんでした。中島卓偉さんのときはギターのピックを投げましたが、里見さんは客席に丸めた手拭いを投げました。おばさんたちが飛び上がって取り合って、凄かったです。帰りの半蔵門線で母が言いました。「一寸の虫にも五分の魂っていうけれど、どんなライブにも必ず面白いところがあるのね。」「おかあさん、そのたとえは変だと思う。」「あら、そう?」わたしは考えました。人は何故、嘘のようなお話でも感動できてしまうのか?わたしもいつか、たくさんの人を感動させてみたいです。渋谷で降りて、福田屋でお蕎麦を食べて帰りました。ハチ公前交差点は、今日も人がいっぱい。…ビルと並んだ月が、舞台装置に見えました。