今日も、わたしはよわこです。
母のイラスト展が終わりました。毎日画廊でお客様をお迎えしていた母は、「あー楽しかった!くたびれた!」と、家に帰ったとたんベッドに倒れて眠りこんでしまいました。ときどき、寝言が聞こえてきます。「いらっしゃいませ …うにゃむにゃ。」夢の中にも、お客様が訪ねて来てるみたい。これじゃ当分起きそうもないわ。しかたない…。父は年度末しめきりのお仕事で忙しいし、今日もわたしがごはんを作らなければ!
♪ぱんぱかぱーん 今日は、父から教わった『手早くできるおいしいおかず』を1品、ご紹介します。
『アボカドのアンチョビのせ』 用意するもの: アボカド 1個、アンチョビ 3~4片
作り方: アボカドの種を取って、ひとくち大にスライス。アンチョビを食べやすく切ってアボカドに乗せたら出来上がり。 …たったこれだけで、とっても美味しいです。
「さあ作りましょう!」 …と思ったら、買っておいたはずのアンチョビがありません。お父さんたら、いつのまにか食べちゃったのね。すぐにお買い物に行かなくては。父が、「ついでにクアチの缶詰も買ってきてね。」「はいはい。行ってきます。」品川のカルディでアンチョビの缶詰を買って、五反田の東急ストアでクアチの好物のねこ缶『焼魚定食・まぐろに焼サバのせ』を買って帰りました。
「さあ作りましょう!」 …すると父が、アンチョビの缶を指さして、「これじゃだめ。赤いヒトデのマークのアンチョビじゃないと、美味しくないよ。」…え?ホントに? さらにクアチも、ねこ缶を指さして不満そうに中指を立てています。なになに、『焼サバのせ』じゃなくて、『焼アジのせ』じゃないと美味しくないんだって? …うーん、まったく、わがままな人たち!やれやれ、なんだかちっとも手早くできないみたい。しかたなく、もういちど品川のカルディに行って『赤いヒトデのマークのアンチョビ缶詰』に、五反田の東急ストアに行って『焼アジのせの缶詰』に取り替えてきました。
「気をとり直して、さあ今度こそ作りましょう!」 ♪ るんるん、アボカドを半分に切って、包丁の角で種を抜いたら、皮をするっと剥いてとんとんとん、アンチョビの缶詰をぱこっと開けて切って並べて、缶詰のオイルをたらしたら、あっという間に出来上がり!……ところが。ガーン!ま、まさか、こんなことが起こるなんて… 取り替えてきたのはヒトデのマークのアンチョビじゃなくて、なんと! …ヒトデの缶詰でした。うえ~。