10年ほど前、北極圏の町に行った。どこまでも続く大雪原の中に凍りついたダンボールの切れ端が気になった。次の年、日本から見て地球のちょうど反対側、南半球の大平原に行った。赤土の大地に埋もれたさびた空き缶が目に入る。
ゴチャゴチャとした東京で暮らしているせいか、広大な大自然の中でもうつむき加減でみなれた物を探している自分に気づく。旅は普段の生活を客観的に考えるいい機会なのかもしれない。
10年ほど前、北極圏の町に行った。どこまでも続く大雪原の中に凍りついたダンボールの切れ端が気になった。次の年、日本から見て地球のちょうど反対側、南半球の大平原に行った。赤土の大地に埋もれたさびた空き缶が目に入る。
ゴチャゴチャとした東京で暮らしているせいか、広大な大自然の中でもうつむき加減でみなれた物を探している自分に気づく。旅は普段の生活を客観的に考えるいい機会なのかもしれない。